こんにちは、猫OLです。
『シェイプ・オブ・ウォーター』は、2018年3月5日発表のアカデミー賞最多3部門、作品賞、監督賞、音楽賞を受賞しました✨
ギルレモ・デル・トロ監督の作品は、独特の美意識と、残酷なラスト、キモイクリーチャー達に魅了され、10年ほどファンなのでとても嬉しいです。劇場で観てきたので、みどころ、あらすじ、ネタバレ、感想をご紹介します。
因みに、アメリカではR18、日本公開でR15+になったため、シーンがカットされたという噂がありましたが、それはデマだということが、公式で発表されました。
R 18(R15+)になった理由は、ネタバレなしの範囲で言うと、①ある人物が数分間に渡って、かなり残酷で痛すぎる拷問を受けていること。②際どいラブシーンがいくつかある、主人公がいきなり…⁉️ある夫婦がAVですかこれは並みの…?(このシーンにモザイクがついたことで、日本ではR15+で見れた。)
また、『シェイプ・オブ・ウォーター』とあわせて観ていただきたい、ギルレモ・デル・トロ監督の作品のご紹介もしています。『シェイプ・オブ・ウォーター』を気に入って、『パンズ・ラビリンス』観ていない方は、是非観て欲しい‼️衝撃的な傑作です。
<目次>
- 1.『シェイプ・オブ・ウォーター』みどころ
- 2.『シェイプ・オブ・ウォーター』あらすじ※ネタバレなし(前半)
- 3.『シェイプ・オブ・ウォーター』あらすじ・ネタバレ(後半)
- 4.『シェイプ・オブ・ウォーター』あらすじ・ネタバレ1分まとめ
- 5.『シェイプ・オブ・ウォーター』感想
- 5.『シェイプ・オブ・ウォーター』を観る前に1800円をもらいましょう
1.『シェイプ・オブ・ウォーター』みどころ
①みどころ:米ソ冷戦時の時代背景
時代は1962年の冷戦時代。アメリカ側が、半魚人は水中でも陸上でも呼吸ができるため、軍人利用も視野に入れ、構造解明の実験をしている。アメリカ、ソ連の各々の思惑が絡まり、事態は複雑になっていきます…
②みどころ:異形の者との恋
半魚人との恋は、『人魚姫と王子様との恋』とは違う。言葉も話さないし、飼い猫を食べるなど野生動物に近いので、すんなり理解できるわけではない。最初は食べ物で手なずけて、仲良くなっていく。その後も本能と本能のぶつかり合いの恋。
③みどころ:魅力的な人物達
登場人物は、ほぼ5人+1半魚人。そのうち、3人がアカデミー賞、主演女優賞、助演女優賞、助演俳優賞にノミネートされたほど、魅力的なんです。登場人物の半分がノミネートってすごくないですか⁉️
キャラクターがはっきりしていて、人間関係はシンプルで分かりやすい。
・イライザ:掃除婦。幼いころから話すことができない。
・ゼルダ:イライザの仕事仲間。いつも下ネタばかり話しているけど、常に主人公イライザを気にかけてくれる、優しく頼もしい黒人女性。
・ジャイルズ:イライザの隣に住む男。同性愛者の時代遅れの絵描き。半魚人とイライザの恋を見守る。
・ホフストラー博士:秘めた任務がありながら、人間的なところがある人物。
・ストリックランド:敵役。どうしょもない体育会系バカでパワハラ、セクハラの権現。絵にかいたようなマイホームパパだったり、どこか憎めないとこもある。
2.『シェイプ・オブ・ウォーター』あらすじ※ネタバレなし(前半)
①あらすじ:イライザの日常
最初から、セルフラブシーンに度肝を抜かれました!
イライザの日常から始まります。朝起きると、ゆで卵とサンドイッチの用意をし、湯船につかります。そこで朝から自慰をして勤務先の研究所に出勤。仲良しのゼルダのバカ話を聞きながら仕事をもくもくとこなします。
↓
②あらすじ:半魚人との出会い
研究所では未だにないレベルの、実験が始まるという。イライザが、厳重に鎖のかけられた水槽を覗くと、「人魚」のような不思議な生き物がいた。イライザと目があうと、暴れだし、イライザは外に出された。
↓
③あらすじ:トイレで手を洗わない男、ストリックランド
イライザ達がトイレを掃除していると、ストリックランドという、任務の責任者が入ってきた。二人がいるのに、平気で用を足し、「手を洗うのは軟弱な男のすること」と話ながら、飴をなめる。
ストリックランドが去った後は血がついといた。ランチをしようとしてた、イライザ達は急ぎの清掃に駆り出される。半魚人のラボで、そこは血まみれになっていた。イライザは清掃中に半魚人と目があう。意志が疎通できることを感じた。血の原因は、ストリックランドが半魚人に指を噛みきられたことだとわかった。
↓
④あらすじ:半魚人のところへ通う
イライザは皆の目を盗んで、半魚人のもとへ通う様になった。最初は離れたところから卵を与え、次は音楽を聞かせた。手話も少し理解できるようになってきた。半魚人には知性があったのだ。自分を虐待するストリックランドには決して屈せず、愛情を示すイライザには愛情で返す。二人には不思議な絆が生まれていた。
その様子を影から見つめる人物がいた。博士のホフストラーだった。
↓
⑤あらすじ:ホフストラー博士の正体
ストリックランドは、半魚人を解剖して調べようと、上官にいう。ホフストラー博士は「あんなに複雑で美しいものを殺すなんて」反対するが、ストックランド案が選ばれる。
実は、ホフストラー博士はソ連のスパイだった。ソ連側の上司も、注射器を渡して「アメリカに先手を取らせないように、半魚人を殺せ」という。他に小型爆薬も渡された。
↓
⑥あらすじ:ストリックランドの家庭
いけ好かないストリックランドだが、仕事では上の地位についているし、上司からの信頼も厚い。将来は約束されているようなものだった。家庭は絵にかいたような60年代の素敵な家庭だ。美しくスタイル抜群の妻、かわいい子供。ここでR18とR15+の分かれ目の激しいラブシーン。モザイクなしだとどうなってるの…(汗)
ストリックランドは成功の証として、緑のキャデラック(?車に詳しくないのですみません)を購入する。
ストリックランドは、監視カメラでイライザを気にしていた。首にある傷に興奮していて、抱きたいと言う…最低な男だ。
↓
3.『シェイプ・オブ・ウォーター』あらすじ・ネタバレ(後半)
⑦ネタバレ:イライザの盗み聞き
半魚人を解剖する話を盗み聞きしまった
イライザ。隣人のジャイルズに、半魚人を盗み出す手伝いを懇願する。ジャイルズははじめは断るが、仕事を断られ、狙っていたパイ屋の店主に振られ、最終的に手伝うことにする。ジャイルズは絵描きなので、偽造IDカードをつくり車で研究所に入る予定だ。
隠しカメラの位置を変えるイライザ。それに気づいたのはホフストラー博士だった。
イライザは皆が帰宅した後、半魚人をクリーニング台車に隠しているところを、ホフストラー博士に見つかってしまうが、博士は連れ出す手伝いをする。爆弾を仕掛けたり、ジャイルズを検問していた警備員の首に注射をして殺害する。そして、ストックランドに見つかるも、ギリギリ連れ出すことに成功する。その時に、ストリックランドの成功の象徴、キャデラックをぶっ壊してしまうのだった。
翌日の研究所は大騒ぎだった。ホフストラーの仕掛けにより、ロシアの特殊任務チームのしわざだと噂されていた。
↓
⑧ネタバレ:同棲
イライザは、家のお風呂に、半魚人を入れて一緒に住む。仕事中は隣人のジャイルズに見ていてもらうも、居眠りしてしまい、その隙に半魚人は抜け出す。ジャイルズの猫を襲い食べてしまうし、ジャイルズにも怪我をさせてしまう。呼び出しで急ぎ帰ったイライザは、劇場にいる半魚人を見つける。半魚人はジャイルズに謝り、怪我の上に手を触れると、傷は癒えていた。
イライザが夜、半魚人を風呂に入れていると、洋服を脱がす動作をしてきた。イライザは一度は立ち去るが、戻って服を脱ぎ、半魚人と一体になるのだった。
↓
⑨ネタバレ:転機
ストックランドは上官に、半魚人を逃した失態をなじなれていた。「まともな男は失敗をしない」と言われ、左遷を示唆される。
ホフストラー博士も、上官に「半魚人を本当に殺したのか?」疑いをかけられる。
ストックランドは、ホフストラー博士がソ連のスパイということに薄々気がつき、様子を見張っていた。
ホフストラー博士は、上官に研究所を辞め別の仕事に変えるよう指示される。上官との待ち合わせ場所に行き、合言葉を言うものの、上官から拳銃で撃たれてしまう。その直後、ソ連の上官も、張っていたストックランドに射殺される。
ストックランドは、重体のホフストラー博士の銃創を掴み、電気ショックを与え、「半魚人を奪った、部隊とランクを言え」と拷問をはじめる。ホフストラー博士は「ただの清掃婦だ。」と言う。
↓
⑩ネタバレ:ラスト
ストックランドは、ゼルダの家に行く。鬼のような形相で殺すことも示唆するも、ゼルダは口を割らないが、夫が「あの女が奪い、あの女のところにいる。」と言う。ストックランドは、夫に礼を言い立ち去る。ゼルダは急いでイライザに電話をかけ、逃げるように伝える。ストックランドがイライザの家に着くと、もぬけの殻だったが、カレンダーに「桟橋、水門」と書いてあるのを見つける。
ジャイルズが、半魚人とイライザを水門まで送り別れるときに、ストックランドが現れた。ジャイルズは殴り倒され、半魚人とイライザは射たれた。その後、ジャイルズは角材でストックランドの後頭部を殴り、イライザに駆け寄った。不思議と、半魚人は傷が癒え、以前より大きく立派になり、目を覚ましたストックランドの首に致命傷を負わせた。
警官が駆けつけるなか、半魚人はイライザを抱き抱え、川に飛び込んだ。水中でイライザにキスをする半魚人、イライザは息を吹き替えし、半魚人と抱きあう。
4.『シェイプ・オブ・ウォーター』あらすじ・ネタバレ1分まとめ
最後は半魚人には不思議な力があり、イライザは銃殺されるも水中で生き返ります。その後は、二人で水中の世界で幸せに暮らすのでしょうか。敵役、ストリックランドは半魚人に致命傷を負わされます。亡くなるまでの描写はありませんでした。ホフストラー博士はソ連のスパイで、同士に銃撃され、ストリックランドに拷問される、最もかわいそうな人物でした。拷問シーンは結構絵えぐいので、R18(R15+)になった最大の理由だと思います。あと、イライザ役のサリー・ホーキンスのヌード。ストリックランド夫婦のラブシーン。
5.『シェイプ・オブ・ウォーター』感想
おすすめ度:★★★★☆78点
今までのギルレモ・デル・トロ監督の作品の中で、一番優しいラストでした。最後のシーンが例え幻想でも、救いがあります。ただ、その分大衆に迎合した感じもしました。『パンズ・ラビリンス』のような、あっと驚くラストも残酷さもなかった。優しく見やすい、お伽噺と感じました。小ネタが効いて、テンポよく見れたのもよかった。
⬛『パンズ・ラビリンス』観ていない方は、是非観て欲しい‼️衝撃的な傑作です。
⬛半魚人は何者なのか⁉️軽い小ネタ的な記事です。
⬛『シェイプ・オブ・ウォーター』好きなら気に入るかも、カンヌ脚本賞『聖なる鹿殺し』
⬛『グレイテスト・ショーマン』と『シェイプ・オブ・ウォーター』比較
5.『シェイプ・オブ・ウォーター』を観る前に1800円をもらいましょう
・今なら、ポイントサイトの『モッピー』経由で、動画サイト『UNEXT』が無料31日視聴を契約するのがお得です。
・無料で高画質で視聴できるのみでなく、モッピー登録で500円、UNEXT契約で1200円を得ることができます。
・UNEXTの契約は無料期間で解約することも可能。
・『パンズ・ラビリンス』等のギルレモ監督先の作品や、過去のアカデミー賞が、合計1800円の収入を得て、無料視聴できます。『シェイプ・オブ・ウォーター』のチケット分をここでゲットできます。
↓↓モッピー登録ここからで500円↓↓
※2018年3月5日時点の情報です。