ネタバレ感想【陸王 第10話(最終回)】名言「勝利を信じろ」


f:id:cocoamile:20171225232520j:image

 

こんにちは、猫OLです。

いよいよ最終回を迎える、ドラマ『陸王』。宮沢は「陸王」を成功させ、「こはぜ屋」を再生することができるのか?今までの振り返りも含めた、3時間放送でどんな展開が待つか楽しみです。公式あらすじをみると、フェリックス御園社長が、再び係わるようです。「こはぜ屋」への資金援助に期待したいところですが、さてどうなるか!?

 

<目次>

 

 1.ドラマ『陸王 第10話(最終回)』あらすじ

 

シルクレイを手に入れるために「こはぜ屋」買収をもくろむフェリックスの御園社長(松岡修造)だったが、宮沢(役所広司から業務提携を提案されたことで両者は袂を分かつ。こはぜ屋の窮地は変わらないまま、大地(山﨑賢人)飯山(寺尾聰たちは、また一からシルクレイの売り込み先を探し、興味を持ってくれそうな企業を駆け回っていた。 一方、茂木選手(竹内涼真は、再びアトランティスのサポート選手となり、RⅡを履くことを決意。念願の豊橋国際マラソンに出場することが決定していた。そんな茂木大地村野(市川右團次は、「ずっと茂木選手を応援している証に…」と最後の一足となった陸王を渡したいと、ダイワ食品の城戸監督(音尾琢真に掛け合うが、城戸茂木を悩ませるだけだと一蹴する。
茂木に自分たちの想いを届けることもできず、陸王開発再開のメドも立たず、八方ふさがりのこはぜ屋だったが、そんなある日、御園から宮沢へある提案が投げかけられる。一体、その提案とは!?

 

2.ドラマ『陸王 第10話(最終回)』ネタバレ

 

池井戸潤原作では、茂木豊橋国際マラソンに、「陸王」を履いて毛塚を抜き、優勝します。その効果で「陸王」はバカ売れ。「こはぜ屋」は再建する、ハッピーエンドで終わります。さて、ドラマは同じ結末か?みてみましょう。

 

①【陸王 最終回 ネタバレ】御園と小原の密談

御園小原に買収できなかったことを報告する。しかし、御園「御社(アトランティス)は陸王が怖いのでしょう。認知度が高くてもここ数年、R2は横ばいの売れ行きだ。未知数だが陸王の方が延びしろがある。」と言う。「こはぜ屋を買収しても御社にシルクレイを卸すつもりはなかった」といきなり好戦的になる。


f:id:cocoamile:20171227211256j:image

「こはぜ屋」はシルクレイに設備投資してくれる会社を探していた。シルクレイの評価は高いが、億単位の融資にはどこも二の足を踏む。そんな中、スルガヘルメットという会社の担当が、シルクレイへの投資に前向きな回答をする。しかし、喜びもつかの間、断りの電話が入る。名言はしないがアトランティスからの横やりが入ったようだ。

 

一方、シューフィッターの村野も苦戦していた。「新陸王」を茂木に届けようとするが、監督に断られる。茂木に今見せたら気持ちがゆらぐと。

     ↓

②【陸王 最終回 ネタバレ】大地が第一次選考通過

大地は、第一希望の「メトロ電業」の一時選考通過した。しかし、悩んだすえ、通知を捨ててしまう。それを妹のあかねが拾い、飯山に相談する。飯山「自分は人生の半分をシルクレイの開発に費やした。チャンスを自分から手放すんじゃねぇぞ、大地。」と背中を押す。


f:id:cocoamile:20171227203103j:image

     ↓

③【陸王 最終回 ネタバレ】銀行からの提案

銀行支店長が、「こはぜ屋」の取引先となりそうな企業をリストアップ。大橋課長が宮沢に説明に出向く。その中で持論を述べる「フェリックスの資金計画を飲んだ方がよい。」そんな中、御園社長から電話が入る。

     ↓

④【陸王 最終回 ネタバレ】フェリックスからの融資

御園「先日は失礼しました。その後、よく考えた。御社に三億円の融資をする。シルクレイをフェリックスに納品して欲しい。条件は五年で融資を返済すること。三年は返済に当てられるだけの発注を保証する。その間に経営を黒字化して、五年で融資を返済しなければ、「こはぜ屋」を買収する。私はシルクレイを使ってみたい。」宮沢「五年で返済できなければ借金の方に会社をとられるわけか」坂本「ちょっと待って下さい。銀行から融資を受けて返済する方法もある。」御園「それならそれでかわまない。シルクレイが成功するかはわからない。うちもリスクをとる。こはぜ屋さんにも、それ相応のリスクをとって欲しい。リスクのないところにビジネスはない。
f:id:cocoamile:20171227204114j:image

 

宮沢はフェリックスからの融資話を「こはぜ屋」メンバーに伝える。飯山「恐ろしいほどの合理主義者だな。その御園社長は。」坂本「早く決断しなければもう時間がない。」宮沢「俺はフェリックスからの融資を受けたいと思う。やり遂げるのが簡単でないことは重々承知だ。挑戦しなければ負けもなければ、勝ちもない。何一つ成長せずにただ生き延びても意味がない。俺は挑戦してみたい。全てを失ってもこの体ひとつ、心一つあれば必ずまた這い上がれる。そのことを飯山さんと茂木選手から教わった。あきらめなずに挑み続ければ、必ず道が開ける、そのことを、大地から学んだ。本当の敗けは挑戦をやめることだ。そのためなら俺は死にものぐるいで働く。そのために皆、力をかして欲しい。」はるさん「なに言うてるねん、力を貸すに決まってるねん。」こはぜ屋メンバー全員賛同。


f:id:cocoamile:20171227205003j:image

     ↓

⑤【陸王 最終回 ネタバレ】豊橋国際マラソン会見

毛塚「目標は日本人一位ではない世界で一位になること。日本人にライバルはいない。」茂木は、記者からR2の素晴らしさを聞かれる。記者はアトランティックの仕込みだった。

     ↓

⑥【陸王 最終回 ネタバレ】茂木選手の応援を陰ながらする「こはぜ屋」

宮沢茂木豊橋国際マラソンにでることを「こはぜ屋」メンバーに伝えるが、茂木のサポートはもうしないと言う。「最後までサポートできないならやるべきでない。R2を履いた茂木を応援する。」

村野が陰で聞いている。村野はシューフィッターとして自分は間違っていると伝えながら、茂木に「新陸王」を渡す。村野は「こはぜ屋」の内情を説明する。村野「すまん茂木、どうしてもこれを届けないわけにはいかなかった。」茂木「でも、今の自分はこのシューズを履くわけにはいかない。でもありがたい。心が温かくなる。」村野「フォームが改善されたお前にはそのR2は陸王と同じくらいの働きをする。」それを過激から聞くコーチ。

一方、大地宮沢に、「メトロ電業」の最終選考に残ったことを報告する。

     ↓

⑦【陸王 最終回 ネタバレ】豊橋国際マラソン

シーンは大地の最終面接。陸王の話をする大地。「陸王をつくるのは皆の力がないとできなかったこと、ときには厳しく自分のことのように思ってくれた。」ことを話す。面接官「こはぜ屋の日々を通し君は何を学びましたか?」大地「仕事の厳しくさと、そこから逃げないことの大切さ。」うなづく面接官、「念のために聞くが君はこの仕事を続けたいんじゃないか。」

 

シーンが豊橋国際マラソンに移る。毛塚「おい、最後まで走れよ。この前みたいに怪我で棄権なんて許さない。」

 

試合前の練習に宮沢が現れる。「茂木さんが、いたから、陸王に挑戦することができた。茂木さんありがとう。私たちの背中を押してくれて。もうシューズを届けることはできないが、今度からは、私達が後ろから背中を押させてもらう。」茂木が笑顔でうなづく。小原宮沢を止める。茂木「小原さん申し訳ない。R2を履くことはできない。陸王を履く。」小原「陸上部がどうなってもいいのか。」茂木の表情が変わる「もうたくさんだ。この数年間、いいように利用されてきた。今のこはぜ屋は二年前の俺と同じなんだ。今見放したらあの時の回りと同じだ。こはぜ屋は俺と一緒に走ってくれる。良いときも悪いときも。俺はこれからもこはぜ屋さんと走って行きたい。」小原「これは人生における大きな決断だ。茂木間違えるな」
f:id:cocoamile:20171227210219j:image

茂木は「陸王」を履いて登場した「こはぜ屋」メンバーは感動で言葉を失う。茂木こはぜ屋メンバーの前でお辞儀をする。アトランティックの小原が抗議にくる。監督が遮る。「あいつらは命を削っているんだ。陸上部が潰れても構わん。」

 

茂木、毛塚はペースを落として走る。茂木が前にでてくる。毛塚も続く。ケニアの選手が抜け出す。それに続くは毛塚茂木は上がり坂で勝負にでる。毛塚は給水ミスする。茂木が追い上げ、毛塚に水を渡す。会場に拍手が起きる。監督「あいつはそういう奴なんだ。」

 

大地が駆け抜けつける。「全部ここから始まったからね。」

 

ケニア選手が、足を痛める。茂木がトップに躍り出るが。村野はまずいという。以前に足を痛めた地点だ。宮沢が声を掛ける「茂木。あきらめるな。陸王信じて走れ。」茂木が盛り返し、トップでゴールを切る。

 

飯山夫妻が見ている。「シルクレイで沢山の人を喜ばせたい。あんたの夢が、かなって良かった。」

 

茂木のヒーロインタビュー。「今。ここに立てているのはボクだけの力では、ありません。チームの皆とこの陸王に支えられました。あきらめそうになったとき思い出させてくれた。走るのが好きなんだと。作り手たちの思いがそうさせた。今日の優勝はそのこはぜ屋の皆さんに捧げたい。」

 

こはぜ屋に陸王注文の電話が、鳴り響く。大地から宮沢に相談「メトロ電業受かったよ。断ろうと思う。俺はこはぜ屋の仕事続けたい。いろんな面接受けてきたが、陸王を作り続けたい」宮沢「ありがとな。でもお前はメトロ電業に、行け。うちは零細でノウハウがない。メトロ電業に行けばうちに足りないものがなにかわかる。そこで、思いきり働き知識を得てくれ。世界にでろ。そして俺たちに教えてくれ。」大地「わかった。だけど一度でるからには戻るつもりではいない。宮沢「それでいい、いつも勝利を信じろ。」大地「今までありがとう。」

 

アトランティスの本部から首を切られる小原佐山は一からシューフィッターとして出直すと言う。

 

こはぜ屋は売上が32億になる。

メイン銀行を中央銀行に変えるという。大橋課長「まったく本当にしぶとい、人たちだなこはぜ屋さんは。」と微笑む。


f:id:cocoamile:20171228100952j:image

 

シューズ店の中心に置かれる「陸王」。茂木は豊橋国際マラソン以降、世界陸上などで好成績を残し、オリンピックを目指していた。陸上部はフェリックスが支援して、存続していた。

 

3.ドラマ『陸王 第10話(最終回)』感想

 

陸王ロス」が起きているほど、久々に熱くのめり込めるドラマでした。全編を通してのテーマは「勝利を信じろ」。こはぜ屋も茂木も、どんな困難にあっても、前を向いて諦めず進む姿には、はげまされれました。登場人物人物たちも、何度か挫折しかけますが、周りからの助けで、立ち直ります。それは茂木の「いい時も、悪い時も一緒に走ってくれた」に集約されている気がします。

 

登場人物たちは、それぞれ個性がしっかりしていました。その中で猫OLが特に共感した人物は以下の三人です。

 

【第1位】飯山顧問(寺尾晃)

シルクレイに人生の半分を費やした苦労人。少し夢見勝ちなところのある、宮沢(役所浩司)に対して、現実的ながら、前向きな助言をいつも与えてくれる。そもそも、シルクレイがなければ陸王は始まっていなかったので、最重要人物でした。

 

【第2位】茂木裕人(竹内竜馬)

竹内竜馬はもともと、ぶりっこイメージで、あまり好きでなかったけど、陸王ですっかり好印象になりました。演技は押さえ込みで、鬱屈が表現できていた。なにより、スタイルの良さが飛び抜けていて、ランニング姿が映えました。

 

【第3位】宮沢大地(山崎賢人)

最初は冷めた現代的な若者だったけど、「陸王」というやりがいを見つけてからは、自分からどんどん行動する、熱い男に成長した。

 

【第3位】大橋課長

坂本さんもいいけれど、大橋課長のツンデレ具合に萌えました。最初は嫌な奴だったけど、どんどん「こはぜ屋」の熱意に共感して強力的になって、でも宮沢社長に完全に信頼されてないし、自分も銀行員としての、ボーダーはこえない、バランスもリアルで良かった。